酒造りへの想い

1997年、それまでの能登杜氏からすべてを学び蔵元杜氏になった。
杜氏からはいつも「酒造りは簡単に考えたらいいんやで」そう教えられ、自らの五感を頼りに、赤ん坊の様にもろみの顔色をうかがう。
“簡単に考える”それは酒と柔軟に向き合えるという事であると、その後おやっさんの言葉が胸に響いた。
経験と共に新たな挑戦への意欲が生まれ、酒造りが楽しいという気持ちを一層大きくした。
「笑顔がこぼれるうまい酒」飲んでもらえる人の笑顔が、造り手にとってすべてである。
シンボルの煉瓦煙突がこの土山の町の風景のひとつで有り続けたいという想いを繋いでいきたい。
そして師から学んだように、今後は次世代を育てる重要な役目を果たしていかなければならないと考えている。

安井酒造場 五代目蔵元杜氏 安井 利晴

《水のこだわり》
明治17年の創業以来、鈴鹿山系の伏流水である柔らかな水を濾過することなく、仕込みすべてに使用しています。仕込み水が豊富に湧き出す井戸を年に一度掃除する「井戸替え」を行い、大切に守っています。その水の様に、まろやかですっきりとした味わいの飲み飽きしない酒を目指しております。

《米のこだわり》
酒米の玉栄や吟吹雪、うるち米のみずかがみは滋賀県産にこだわり、特に従来から仕込みの大部分を占めている日本晴は、近年より地元農家の甲賀市土山産を取り扱っています。

《手造りのこだわり》
佐瀬式木槽や和釜など昔ながらの道具を使用し、酒造りは少量を丁寧にをモットーとし、手造りにこだわっています。さらに瓶詰やレッテル貼りに至るまですべて手作業です。造り手の想いや、蔵の風景が浮かぶような酒造りを理想としています。

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